蚊取り線香は妊婦さんやお腹の赤ちゃんに害はないの?(成分や原料)
妊婦になると食べたものや飲んだものが、
そのままお腹の中の赤ちゃんに届いてしまうので、
アルコールや極端に辛い物などを
飲んだり食べたりしないように気を付けますよね。
タバコも同じで、
煙を吸い込むと赤ちゃんに悪影響を与えるため、
吸わないようにする必要があります。
しかしそうなると、
「蚊取り線香の煙も吸っていて大丈夫なのだろうか?」
と不安になる妊婦さんも多いのではないでしょうか?
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妊婦さんやお腹の赤ちゃんに害はある?
害はなし
結論から言うと、
蚊取り線香を使うことによって
妊婦さんやお腹の中の赤ちゃんに害を与えるということはありません。
酵素が分解してくれる
蚊取りに含まれる殺虫成分は、
人間の身体の中に入っても分解する酵素があるので、
体外に排出されてしまいます。
蚊取り線香の原料
原料は「除虫菊」
もともとの原料は「除虫菊」という
地中海や中央アジア原産の殺虫効果がある花です。
殺虫成分「ピレトリン」
この花の子房に殺虫成分である
「ピレトリン」が多く含まれていて、
ケニアなどの多くの国で殺虫剤の原料として栽培されています。
しかし主流は化合物「ピレスロイド」
日本でも第二次世界大戦前は
北海道などの各地で栽培されていましたが、
現在では類似化合物であるピレスロイドが
殺虫成分の主流となっているので、
除虫菊は栽培されていません。
蚊取り線香の成分
化合物「ピレスロイド」
現在はどの蚊取りにも「ピレスロイド」
という化合物が有効成分として使用されています。
人間はもちろん、哺乳類にほぼ影響なし
このピレスロイドという成分は、
昆虫の神経を麻痺させる効果がありますが、
人間には影響がありません。
そして哺乳類にもほぼ影響を与えません。
小動物には使用注意
そのため、蚊取りとして使用されているのですが、
体の小さいハムスターなどのペットや、
呼吸方法が違う小鳥がいる家庭では使わない方がいいでしょう。
使用の際の注意点
長時間の煙の吸込みは注意
妊婦さんをはじめ、哺乳類への影響はほとんどありませんが、
長時間煙をもうもうと炊き続けているようでは、さすがに害があります。
身体の中に重体な害を及ぼすというのではありませんが、
喉が痛くなったり、頭痛がしたりすることがあります。
そのため、炊きっぱなしにしないで時々換気をすることが大切です。
つわりの時期は香りが辛くなる
また妊婦さんの場合、
つわりの時期は線香の香りが辛い時もあります。
そういう場合は、アロマタイプのものもありますし、
天然成分で作られたものもあります。
アロマタイプのものには
「レモン」や「ゆず」といったサッパリした香りがするものがあり、
天然成分のものは匂いが抑えてあるので、
ちょっとした匂いで気分が悪くなるつわりの時期にはおすすめです。
インターネットで手軽に購入することができるので、
気軽に外出できない妊娠時期でも手に入れることが可能です。
<関連記事>
他、蚊取り線香情報こちら(アロマの蚊取り線香の情報もあります)
・蚊・蚊取り線香の情報(リンク一覧)
成分じたいに害は無いとはいえ、
気をつける点はあるので、大事な体に影響の無いよう注意して下さい。
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