1200年続く奈良のお水取りとは?(2017・日程・東大寺の修二会)
1200年もの歴史がある、
奈良の「お水取り」とは奈良の東大寺で開かれる
「修二会(しゅにえ)」のことです。
今回は来年2017年開催予定などについて詳しく解説しましょう。
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奈良のお水取りとは?
約1260年も前から続く行事
そもそも奈良の「お水取り」(またの名を「修二会」)とは、
今から「1260年も前から」途切れることなく続く伝統行事です!
行事は2週間にわたる
2週間にわたり法会が行われ、見どころでもある「お松明」では
松明を持った童子によって観客の頭上に火の粉をちらし、
舞台上を振り回す儀式があります。
これは、二月堂で行われ、本尊十一面観音に対し
東大寺の僧侶が人々の罪を懺悔し国家安泰・豊穣を祈る法会なのです。
修二会(しゅにえ)
「お水取り」とも呼ばれる「修二会(しゅにえ)」ですが、
このような名前になったのは旧暦2月の法会という意味によるものです。
さらに、この儀式に使われる二月堂も、
この行事が2月にあるためにこの名が付いたと言われます。
様々な儀式が行われる
3月12日の深夜には、「お水取り」と言い、
「若狭井(わかさい)」という名の井戸から水をくみ上げる儀式、
それを観音様にお供えする「お香水(おこうずい)」という儀式が行われます。
さらに、この法会が行われている2週間の間は毎晩7時頃に、
長さが7メートルにもなる大松明を「童子」と呼ばれる人が担いで通り、
その灯りを道灯りとして「練行衆」が二月堂のお堂へ向かう儀式が行われます。
「お水取り」という儀式の他にも、「達陀(だったん)」という
大松明を持った練行衆がかけまわる妙法もあって、
3月15日には幼児に「ダッタン帽」をかぶせることで健康に育つという言い伝えもあるほどです。
日程・時間(いつ)
奈良東大寺にて開かれる「お水取り」、「修二会」ですが、
かつては旧暦の「2月1日〜15日」で、日程が変動することがありました。
しかし今日では新暦の「3月1日〜14日」の2週間と決められているので、
毎年この2週間を予定しています。
イベントの規模は?
来場者数(混雑)
イベントが2週間と長い一方で、日によって異なる法会を行うので、
人気の法会では来場客数が増え、混雑します。
見どころ
火のついた松明を二月堂の舞台で振り回す
「お松明」という行事が、修二会の見どころとされます。
アクセス・交通規制
電車でのアクセス
JR大和路線または近鉄の奈良線にて「奈良」駅で下車し、
市内循環バスに乗って「大仏殿春日大社前」を下車してから、
歩いて5分くらいで到着できます。
交通規制などはありません。
車でのアクセス
車で来る場合、
「奈良県営大仏前駐車場」や「GSパーク東大寺西大門駐車場」
がありますが有料で、近辺は少し混雑します。
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