節分にいわしを使う由来とは(食べる・飾る・鰯柊)
節分といえば豆まきや恵方巻きがぱっと思い浮かびます。
しかし他にも
「いわしを食べる、飾る」
という古くから節分時に行われてきた習わしがあるんです☆
どうしてか、由来を知らない人も多いものです。
そこで、今回は
「節分にいわしを食べる、飾る慣習」
について紹介していきます。
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節分でいわしを食べるのは?(由来)
いわしは漢字で「鰯」。
魚へんに弱いと書くように、弱くて卑しいものとされています。
更に、いわしは臭いが強い魚でもあります。
このいわしを食べ尽くすことで、
負の心を消し去ってしまう意味合いがあります。
節分の翌日は旧暦の上では元旦にあたるため、
「邪なものを取り払い新年を清々しい気持ちで迎えよう」
という願いを込めて、節分にいわしを食べるようになったのが由来です。
いわしの塩焼き調理の仕方
節分でいわしを食べる際は、塩焼きにするのが一般的です。
なぜなら、いわしを焼いて出る煙と強い臭いで
「鬼を追い払う」という意味合いがあるからです。
調理方法
詳しい調理手順は下記の動画を見て覚えましょう。
塩をつけ5分程度冷蔵庫で寝かせば臭みが取れやすいのがポイントです。
動画のように盛りつけが左頭なので
裏になる方から焼いていくと、キレイに仕上がりますよ☆
節分でいわしを飾る(鰯柊)の由来
節分では、「いわしの頭を柊の枝に刺した鰯柊」を玄関に飾ります。
古くから臭いが強いものや先が尖ったものは
「魔除けの力がある」と言い伝えられてきました。
節分時に鰯柊が飾られるようになった由来は
いわしを焼いた時の煙や臭いで、魔である鬼を追い払い、
そして柊の尖った枝で鬼の目を刺して退治し
家から遠ざけるという意味合いがあるからです。
いわし(鰯柊)の飾り方
鰯と柊を組み合わせて飾り付けるまでを紹介していきます。
鰯柊の作り方
まずは、「鰯柊の作り方」の動画を見てみましょう。
食べ終わった鰯に柊を刺すだけととても簡単にできますよ☆
鰯柊の飾り方
次に、「鰯柊の飾り方」の動画を見てみましょう。
外の通りに面した壁にくっつけて飾ります。
小さいけれど鰯の頭と鋭い柊の葉は迫力がありますよ。
折り紙で作る鰯柊
最後に、折り紙で作った鰯柊を、竹串を使って飾る手順を動画で見ていきましょう。
ちょっと可愛らしい鰯柊が出来上がりますよ。
本物の鰯を飾るのは少し生々しくて嫌だなと言う場合は、
とても簡単に短時間でできるので折り紙でトライしてみましょう。
いわし(鰯柊)をいつまで飾る?
節分から立春まで
地域によって多少異なりますが、一般的には鰯柊は
「2月3日の節分の日」から「翌日4日の立春」まで飾ります。
いわし(鰯柊)の捨て方
2月4日に鰯柊を玄関から外したら、そのまま捨てても問題ありません。
しかし魔除けとして家を守ってくれた、神聖なものを
即ゴミ箱に入れるのも罰当たりな気がするという場合は、
近くの神社にもっていくか、半紙にくるんでから塩かけて捨てるとよいでしょう。
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